種 直播きかセル蒔きか

うちの野菜はすべて種から育てています。
種は固定種、F1どちらもあり、固定種の中には自家採種して
育てているものもあります。
 
野菜をつくる上でとても大切なことに発芽があります。
食べるためには、種を発芽させなくてはいけませんね。
 
3年目の今、種を発芽させて育てることにようやく向きあっています。

これまで、直播かセルトレーに蒔くかしていましたが、さまざまな条件で
発芽率が著しく異なり本当に悩んできました。
 
発芽率のことを考えると、管理がしやすいセルトレーに種まき用の培土(無肥料で水はけ良)
を使えばかなりの発芽が見込めます。
 
しかし、畑に定植したときに、活着するまで虫に非常にやられやすいという欠点があります。
それに対してはポットなどで大きい苗にすることで解決出来ますが、自分のようにたくさん種類、
数をつくるととてもじゃないけどできません。
 
それに対して直播きは気を使うけど、ちゃんとポイントを外さなければ、結構発芽してくれます。
あとは多めに蒔くことですね。
1年目から人参・玉ねぎなどは真面目にやっていて、それなりに発芽してくれます。
 
さて、3年目の今年、秋作ではセル蒔きよりも直播きを頑張ってみています。
前にも書いたけど、やはりその後の生育を考えると直播きの方が有利なので、なんとか
したいなとね。
 
いろんな点に気を使うけど、一番は水ですね。これがないと発芽率ががくんと落ちます。
そのため、しっかり水を撒いたところに、種をまいて、もみがらを置き、さらにしっかり
水をまきます。それを発芽まで気をつけます。雨が降る前に種を蒔くのはそのためですね。
 
幸いにして9月は中旬から1週間ごとに雨が降ったので、とてもありがたいです。
 
3年目になり、畑ごとの土の状態が感覚でわかるようになったので、今まで以上に
目をかけてあげることが出来て、必要な分、水撒きをしてあげています。
 
あとは、自家採種の種を少しづつ扱うようになり、これらがとても発芽率がいいのも
あります。種ってほんと違うもので、こればかりは経験というか種をたくさん蒔かないと
感覚的に気がつかないものだと思います。
 
種のこと、芽が出て肥料を上げるタイミング、除草のタイミング、そもそもその野菜の
防府での適期がいつかなど、3年目でようやく考えられるようになったとつくづく思います。
 
それらがわかった上で、4年目・・・楽しみです。
石の上にも3年、自分がそう思い込んでいただけかも知れませんが、本当にその通りになりました。
もうすぐ35歳だけど、3年もじっくり何かをやってきたことなかったなあ・・・

全く未経験からの野菜づくりでしたが、好きこそものの何とか・・・ですね。
自分たちはただただ野菜が大好きなのです。(食べるのがね)