やっぱり水か〜

と今年になって確信を得まして、冬から水やりを積極的に
やっております。春になり、そのペースは上がっていくのですが、
他の仕事も増えるのでなかなか大変な日々であります。
 
そんな中ふと手に取った現代農業の2005年7月にとてもよい
記事があったのでメモとして載せておきます。
 
知識として分かっていたつもりでもそれが実戦で使えていない、
そんなことは多いです。でも実地経験で得た感触にその知識が
結びつくと・・・
 
ということで、記事から抜粋して書きます。
「水と光合成」p164
水は光合成の原料となる。植物は水と二酸化炭素から炭水化物
をつくる。炭水化物は植物の活動エネルギーや体をつくったり、
おいしさの素になったりする有機物。
 
・葉温を下げる
植物に吸収された水のうち、光合成に使われるのはごくわずかで、
ほとんど蒸散によって失われてしまう。
しかし蒸散には葉温を下げる効果がある。そして、水は蒸散するとき非常に
多くの熱をもっていくことで、葉温の上昇を防ぎ、結果として
光合成作用の低下を防げる。
 
二酸化炭素がたくさん入る
蒸散の量を調整するのが気孔の開き具合。気孔は水分の排出口である
と同時に光合成のもう一つの原料である二酸化炭素の取り込み口でも
ある。気孔が開いて蒸散のさかんなときというのは、
じつは二酸化炭素も多く取り込める時でもある。
だけど気孔が開くほど水分は逃げていってしまう。光合成は大事だけど水分が
失われると枯死してしまう。
だから蒸散量にみあうだけの水分を与えないと光合成ができなくなる。
 
まとめると
 
水が足りない→蒸散をあまりしない→気孔が開かない→二酸化炭素をあまり吸えない
つまり光合成ができない。
 
水をたっぷり吸収→蒸散がさかん→気孔が開く→二酸化炭素を多く吸収
つまり光合成もさかん
 
となります。
このことを常に頭に入れて畑を作り、野菜を植え、様子を見るだけで
きっとこれまでよりも見方が変わるなあと8年目でようやく実践して
いる次第です。遅!!