小出さんの講演会&チラシ配り

今日は11時半出発で宇部まで行ってきました。
原発を論理的にしっかりと説明出来る数少ない方、小出先生の
お話しを聞きに行ってきました。
 
りえちゃんも行くということで、友だちも一緒に3人で車で行きました。
防府市民の3人でがれきの処理の問題について、色々お話しながら、
講演では放射能の今を聞くという、なんとも濃い一日でした。
 
小出先生のお話自体は、わかりやすいところから(初心者向けということ)入り
本を読んでいる方だとちょっと物足りない感がありましたが、生で聞けるということは
やはり大きかったと思います。
 
基本的には、先生が今までなんども言っているように、「もう後戻りはできない」その一言に
尽きるのかなと。覚悟を決めて、この日本でどうにかして放射能を抱えて生きていくしかないと。
何度聞いても悲しい現実が語られていました。
その上で何とかして子供を守りましょう そう語りかけていました。
わかりやすく、力強いその言葉を、もっともっと若いお父さん、お母さんに聞いて欲しいです。
(やはり若い方は少ないのです)
 
今問題になっているがれきの広域処理については、条件つきで受け入れてもしょうがないと
おっしゃっていました。
あくまで、条件付きです。
1.焼却場に放射能が少しでも漏れないようにするためのフィルターを付けること
2.焼却灰は現地で埋め立てず、国が管理している土地へもどすこと。(東電でも良い)
→つまり現実の広域処理とは程遠いということですね。
あくまで、理想は現地に専用の焼却場を作って、そこで焼却し、灰は東電か国に返却する。
とおっしゃっていました。
 
色々難しい問題がありますが、先生の国や東電などがとにかく責任をもって放射能を管理すること、
子供を放射能汚染から守ること、そのことが大事だとなんども言っていました。
 
では、東北の子どもたちを放射能から守るために今何をすべきなんでしょうか
防府に持ってきてもらっては困るといいながら、そのがれきで苦しんでいるかもしれない
子どもたちがいるということで今頃、胸を痛めている自分に恥ずかしさを感じます。
俺はばかだな
(補足)
胸を痛めているのは、がれきを拒否をしているからではなく、原発事故後からずっと
ずっと放射能と暮らしてきている子どもたちがいることを今回の件で強烈に意識したからです。
小出さんも言っていたように、放射能を拡散させないことと子どもたちを守ること この二つを
セットでどうにか出来ないものだろうかと今更悩んでいること、苦しくなっていること
それを恥じているわけです。 だってお前は何もしてないじゃん とね
わかっていたのに、自分の身に降り掛かって始めて動き出しているからね。
ちょっとここのところの複雑な気持ちは書ききれないなあ・・・
(補足終わり)
 
何が出来るかわからないけど、防府市のがれき問題と同様になにかその問題もセットで
考えていかなくてはいけないのかな
 
重い重すぎるなあ この現実に押しつぶされそうだ
  
  
話しは変わって、今日の講演会終了後に急いで作ったチラシを100枚ほど配らせてもらいました。
防府市民の一人として、今わかっていることを伝えて、みなさんの声を防府市に届けてほしい
そう思って作ったチラシです。
がれきの広域処理がもしかすると、県民全体の問題になるかもしれない事実を知って、ひとり
でもそのことを考えて欲しいと思ったからです。
余計なことかと思ったし、別にそんなことしなくても・・・、まだ早いよ
そう自問自答しましたが、結論としてあまり深く考えず、今したいと思ったことをしました。
 
一緒に配ってくれたみんなありがとう!
 
一言で言えば「防府市にあなたの考えを伝えてください」それだけです。
大きな声は聞き飽きた! 小さい声をたくさん集めて何かを変えていきたい 今心から
そう思っています。ひとりひとりの小さな思いからしか何も変わらないはずだと
 
Tel:0835-25-2194(なんでも相談係)
 
どんな意見でもいいし、逆にどうなっているのと聞いてもいいと思う
とにかく、役所の現場に ”生” の小さな声が届くことが今は一番なんじゃないかと思うのです。
特に、子供のいるお父さんお母さんよろしくお願いします