百姓と食の安全

先日、友人から手紙と一緒に、いくつかの資料を頂きました。
その中の一つが↓

 
ご存知「美味しんぼ 101巻」内容は食の安全1〜7話
 
食の安全について、様々な分野のことをざっくり書いてあり、非常に
読みやすいです。ビックコミックで漫画として、載る事自体とても意義があり、
こういう時代なんだな と感慨深い・・・
 
興味のある方は、買って損のない漫画だと思います。詳しく知りたい内容があれば、
検索すれば、色々出てくるので、さらに勉強するのもいいと思う。
  
ここからちょっと脱線・・・(先長いです)
 
自分が百姓になることを決めたのは、実はこの食の安全ということと大いに関係があります。
 
 元々食べることが好きで、料理も多少はしていましたが、本格的というかちゃんとつくるようになったのは、
数年前からです。
 きっかけは長女が生まれ、子育て生活に突入した際、3.5ヶ月の間朝昼晩と家事をしたからです。
会社を定時に上がり、毎晩ご飯を作り、1時頃寝て、朝も6時から起きて朝ごはんの用意をし、
週末には妻が昼食べる副菜を何品も作りおきしました。 
人間やればできるもので、掃除・洗濯・炊事を気合でこなしました。
 
どうしてこんなことをしたかというと、
長女の成長にはおっぱいが欠かせない→いいおっぱいはどうすればいいか→
母親の体調管理が欠かせない→安全で栄養のとれた食事が必要
という論理です。
 
一番シンプルに栄養管理するには、全部自炊し、外食はしない、ことだと思ったんですね。
だって、ひじきとか各種豆とか、乾物とか外食じゃ食べられないからね。
 
ちなみにその時に出会ったのが、「辰巳芳子の旬を味わう―いのちを養う家庭料理」という本です。
料理とはなにか? 素材を活かして味わうとは何か? そういったことが書かれています。
 
がんばった結果、どうなったかというと、
「食べることが一番大事なことだったんだ」となったんですね。「辰巳先生の言うとおりだ」と
 
そこから今度は、調味料、油など口入るもの全般について考えるようになりました。
 
そうやって子育てしながら、妻と一緒に色々考えていくと、自分たちなりの食の安全とは? に対する
答えのようなものがわかってきたんです。 (なんとなくね)
 
話しは大きく飛んで・・・
 
今百姓1年目で本当に偉そうなことは言えませんが、
 
「野菜を作って、その野菜を売ることで、食べることについてみんなで一緒に考えたい」
そのために直接の販売形式で野菜を売っていきたいのです。
 
もちろん今作っている野菜はどこに出しても、100%安全だなんていいません。
ただ、今自分ができること、やり方で、しかも高くない野菜を作り、一人でも多くの人に
どうして他の野菜と違う方法で作るか考えて欲しい。
 
そのために自分の農業方針、使っている資材、その他何でも隠さないでやっていきたい。
そしておかしいと思ったら、一緒に考えたい、とまで思っています。
 
野菜ひとつとってもこれです。でも野菜をきっかけとして、食生活全般を見つめ直しましょう!

で、まずは自分たちからはじめます!