防府市議会報告会(華城)でガレキ受け入れの質問をしてきました

防府市が昨年から開催している「議会報告会」なるものに参加してきました。
防府市の各地区を1〜4班に分けた市議さん達が議会の現状について、説明する
もののようです。
防府市でガレキ受け入れをやめさせるための会の方もそれぞれ参加しました。
華城では自分しか質問をしませんでした。
 
基本的には、各議員個人の意見を述べる場ではなく、議会としてどのように
考えているかを述べる場でした。
 
そのため質問内容をそのように設定し、ガレキ受け入れの決議を可決したという
説明の後、真っ先に質問をしました。
もちろん最前列に座りました。
 
出席していた議員は、安藤二郎、太田雄二郎、齋藤旭、三原昭治、山根祐二、山本久江
の6名でした。
 
ほとんど質問の際には、班長で議長でもある安藤二郎議員が答えていました。
 
報告会自体は各項目に付いて、担当した議員が文章を読むというとても眠くなるもの
でした。報告ですから仕方ないかもしれませんが、ちょっとなあ・・・という
内容でした。
 
以下質問
 
西開作の岡本と申します。
3年前に防府にきて、無農薬で野菜を作っている農家です。小さい子供が2人います。
3/16に市長が発表した震災がれきの受け入れに対して、怒りと不安を抱えて続けています。
 
放射能を持ち込むこと、燃やして大気に放出すること、その灰を埋め立てること、どれも全て
自分たち、そして子どもたちの将来にとって絶対にしてはならないことです。
 
来週北九州では試験焼却で80トンものがれきを燃やします。多くの市民が反対し、
様々な証拠を出しているにも関わらず、それら全てを無視して、燃やします。
山口県にもなんの説明もありません。
 
また、島田市の試験焼却では政府が100%大気への放出はないと言いながら、市民団体の
計算では35%もの放射性物質が放出されたであろうとの結果も出ています。
 
そもそも国が安全といているがれきは、大量に山積みされたがれきのいくつかをサンプル調査した
ものに過ぎません。また現在の測り方ではキロあたりのベクレル値は測ることができません。
つまり燃やして始めてどのくらい汚染されていたのかわかるのです。
 
議会では3/26にがれき受け入れに関しての決議をしました。
そこには、
1.市民の合意形成を図る
2.近隣市町との合意形成を図る
3.市民の不安を払拭するため、各段階における放射性物質測定及び
 データの公表を実施する
とあります。
 
その上で質問ですが、
1.決議の内容を受け入れ前にしっかりとした形で示すことが可能ですか?
 具体的にどのように行いますか?
2.また、市長が北九州のように決議の内容を無視して、燃やそうとした場合
 議会としてはどのような対応をとりますか
 
よろしくお願いします。
 
以下 班長の安藤議員の回答
 
あなたが今おっしゃったことは全て私たちは認識しています。(どのようにですか?)
理解しているということです。
受け入れ前には必ず説明会を行います。(そこでどのように合意形成を図りますか)
今は具体的にはない。しかし、必ず行って、合意形成を図る。
 
市長が決議の内容を無視した場合は、議会として否決します。
否決するということは、燃やせないということです。
 
現在二元代表制で行われている以上、市長は議会の決定がない以上、基本的には
執行することは出来ないのです。
 
というものでした。簡潔な回答でしたが、議長でもある安藤議員の言葉ははっきりとして、
市長のように意味の分からないことでごまかそうという意図は見えませんでした。
 
他の議員はこの件に関しては、何もしゃべりませんでした。