農業者戸別所得補償と環境保全型農業直接支援

今日遅くなっていた、「農業者戸別所得補償」と「環境保全型農業直接支援」の書類を提出しました。
「農業者戸別所得補償」はJAで「環境保全型農業直接支援」は市役所とべつでした。
 
この二つはなにかというと、営利目的で稲作、畑作(大豆・小麦など)、いわゆる畑(野菜全般)を作っている人向けの公的な支援です。「農業者戸別所得補償」は良くニュースで聞いたことあると思いますが、米・野菜の価格が下がっているので、作った分だけ税金で支援しているというものです。田んぼを持っている人にお金をあげるからなんとか作ってね。ということ。でも減反もしているから、代わりの大豆や小麦でもお金を出しますとなったらしい。そしていままで野菜はちょこっとだったのが今年から10a(1反)たり8000〜18000円出るようになったようです。
 
環境保全型農業直接支援」は減農薬・有機農業の人が対象で10a(1反)たり8000円です。
 
面倒なわりにうちの場合、合わせて最大で13万くらいかな
これが適切かどうかJAや市や県の職員が1つづつ畑・田んぼを見てまわるんだそうです。
ちゃんと提出書類どおりかってね
 
で、個人的には反対です。お金をいただいといて?って思われるかもしれませんが・・・
1.専業だろうと兼業だろうと同じ金額のお金がでること
2.頑張っていようがなかろうがお金が出ること
3.きっと農水省やJAなどの人件費が莫大にかかっていること
4.このくらいの金額が出ても、ただの生活費に消えてしまうこと
 
その辺りを考えたら、このようなことをしても日本の農業に未来は感じられないのです・・・
単純に農業では食べていかれないから、国民の税金で助けてあげましょうっていうのが変ですよね。自分ならなんで食べていかれないんだろうって思います。そうしたら真っ先に浮かぶのが、安いからだと思いませんか?米の価格はずーっと下がり続けていますよね。なんで?って思いませんか?
 
安い野菜・米を買っても税金という名のもとである意味、代金を払っているようなものです。しかも農家にいく前にJAや役所でピンはねしているから農家にくるのは微々たるものです。
頑張っている農家がちゃんと自立できるように助けることをすべきだと思います。 
でもこういう事って農家になるまで全然知りませんでした。農業漁業のことってなんでこんなにしらないことばかりなんだろう?そのことが不思議だ。