玉ねぎの総括

玉ねぎの追肥で年内の仕事はおおかた終了です。
あとは2011年のための片付けをやっていきます。
 
今回玉ねぎをとても考えてやったので、それをまとめておこうと思います。
 
1.品種
早生こがね、博多こがね、豊産こがね、甲高赤たま、の4つ赤は置いといて、普通のを3つも
作ったのは、葉つき玉ねぎとしてたべるもの、新たまから秋までの貯蔵ができるもの、来年まで
貯蔵がきくものがあるからです。
2.播種
苗床を作り、各品種ごとに種を蒔きました。
9/1 博多こがね
9/10 赤たま
9/17 早生こがね
9/28 豊産こがね
今年は暑かったため、遅めで蒔きましたが、博多こがね、赤たまは発芽率が少し悪く、肥大傾向。
逆に早生こがね、豊産こがねは発芽率がよく、苗の大きさもバッチリでした。
発芽率が大きく変わるので、蒔きどき、蒔いたあとの管理(1週間)に気をつけなくてはならないですね。
3.移植
苗床から本来の植えつける畑に移します。今回はナスのあとです。春先の雨で水はけがどうしても
悪くなるので、ほぼ耕さず、表面の土を起こす程度にし、溝は管理機でウネの上に土を上げました。
(耕さないと、前作の根や雑草の根がつくった細い空洞がのこり、水はけが良いといわれています)
11/16 博多こがね
11/22 赤たま
11/29〜 早生こがね
12/3〜 豊産こがね
こちらもいつもより若干遅めにしました。
4.肥料について
どの作物も基本的にはそうですが、鶏ふんなどの肥料よりも、堆肥などを使った方が味がいいといわれています。
ただし、堆肥を作るのは場所の問題、労力の問題で簡単にはできません。
ただ、玉ねぎは特に味が変わると、口を酸っぱくして先生が言われるので、頑張ってみました。
でも、堆肥は作っていません。
どうしたかというと、ウネの上にどんどんのっけて、重ねてしまうのです。
今回は、畑を耕さないので、元肥はゼロ。移植した後に条間(玉ねぎと玉ねぎの間)に鶏ふん、竹チップ、
米ぬか少し、もみがら とのせました。土は全くみえません。
5.追肥
移植から1ヶ月を目安に追肥します。前回のせたものの上に、さらに鶏ふん、
苦土(硫酸マグネシウム、これは有機JAS認定の高い有機肥料です)を少し、竹チップをのせます。
 
長くなりましたが、土の上に堆肥に変わるものをのせて、時間をかけてうねで堆肥化させるという
やり方です。非常に大変ですが、基本的には収穫まで、1,2度の草刈りと水撒きだけしかしない予定です。
 
食べられるのは5月です。最後まで読んでくれた方は、食べたくなりましたか?
こうやって手をかけ、今から、おいしくなれ〜と念じているのです。