水曜日はわっか屋さんのお届け で考えたこと

今日はわっか屋さんへの納品日です。朝から6時から収穫作業をし、
10:30に出発する予定がハプニングがあり、30分遅れで出発となりました。
ハプニングの件でとっても頭にきていたので、車の運転が心配でしたが、
家族を乗せていることもあり、大丈夫でした・・・
 
今日は
とうもろこし、チンゲン菜、きゅうり、カブ、サニーレタス、ズッキーニ、
インゲン(丸ザヤ、平ザヤ)でした。
 
気がつけば5回目でした。5月からはじめて、当初は不安だらけでしたが、
なんとか1ヶ月が経ち、気持ち的には少し落ち着いたかなという感じです。
 
朝のトラブルがあり、気分はだいぶ落ちていましたが、まいさんと話して、
さらには野菜ボックスのお客さんと初めて挨拶することができ、落ち込んでいた
気分はすっ飛びました。
宅配のお客さんとのメールやわっか屋さんでのこうしたことが日々あることで、
本当にホッとすることができ、いい意味で深く考えすぎない日々を送れているんだと思います。
 
お客さんと直接やり取りすることが、自分達にとって合うやり方だなあといつもよく思います。
 
話しは変わって・・・
農業を始める前、車で京都を旅行することがあり、かねてから興味のあった「飯尾醸造」に行ったことがあります。
「飯尾醸造」は富士酢というお酢で知られているお酢屋さんです。一度は耳にしたことがあるかと思います。
うちはお酢好きの夫婦ということで、富士酢に興味はあったのですが、いかんせんとっても高価なお酢なので、
おいしいけど、日常使いはできないなあと思っていたんです。
でも京都の田舎でしっかりとしたものを作っているということで、いったのです。
 
行ってビックリ!
1.すごい田舎の漁村にある
2.建物の近くに行くとめちゃめちゃいい匂いがする(つんとしないお酢の匂い)
 
そのうえなんと、いきなり行ったうちらを社長自ら蔵の案内してくださったのです。
富士酢がどのように出来るかを丁寧に教えてくれ、試飲までさせてくれました。(全部で30分くらい)
とにかく原料にこだわり、その原料を丁寧に丁寧に時間をかけてお酢にするということを初めて知りました。
 
ちゃんとしたものがどのようにして作られるのか
そのちゃんとしたものがどうして高価になるのか

そのことを丁寧に教えてくれたことでうちらはものすごく感動し、以来富士酢をこよなく愛する
富士酢好きになりました。
 
ただの宣伝じゃないかと思う方もいると思いますが、自分は全然そう思わなかったのです。
なにより「一人一人のお客さんを大事にすることが、こんなに気持のいいことなのか」と、とても感じたんです。
 
そのことがあって、自分で野菜を作り始めた時からいつか顔の見える距離感で野菜を販売する
ということをずっと頭に入れてやってきたのです。
 
今野菜の宅配便や、わっか屋さんで野菜ボックスを販売していて、飯尾醸造の社長さんありがとう!って
思うんです。あなたと出会ったことで岡本畑の進む道が見えたんですよってね。
 
・お客さんに野菜のこと、畑のことを知ってもらうこと
・お客さんとちょっとしたコミュニケーションをとること 
この二つを生産者としてやっていけたら良いなといつも思います。
 
生産者は野菜を作りっぱなし、消費者は野菜をただ買うだけ なんてつまらない!
 

偉そうなことをズラズラ書きましたが、簡単に言うと楽しくないと続かないんです。
喜びがないと続かないんです。いくら野菜が好きでも毎日毎日畑だけだとさすがに
自分はきっとダメだと思うのです。
 
「おいしかったよ」「いつもありがとう」と言ってくださるみなさん本当にありがとうございます!
あしたもあさっても心穏やかに、野菜にやさしく 畑仕事をがんばります。
 
長くなりました。最後まで読んでいただきありがとうございます。