タネのことー1(岡本さんちの農業一口メモ)

1ってことは続くのか?
なんと言うか、少しでも誰かの役に立てばと思って、自分の農業で考えていることとか、
意識していることとか、書いていけたらいいなあ と思いはや何ヶ月・・・
 
時々書いていくのでお許しを。
まずはタネのこと それもpart1と言うことで 始まり始まり〜
 
タネのことから書こうかと思ったのは先日、隼人くんと話していたとき、隼人くんから
人参のタネはどうまいているかと聞かれたから。芽だしとかしてるんですかと。
野菜づくりは当たり前だけど、種まきから始まる訳で、最初に疑問を持つところだよね。
蒔いても、出ないなら当然なぜでない? ってなります。
もちろん自分だってそう思う。
 
ということでまずは発芽条件から。
1.温度 2.水分 3.酸素 4.光 5.肥料 の5つと言われています。
なんでも基本からね。当たり前だけど、この条件がそろっているほど芽が出る訳ですね。
 
問題は品種によってこの条件にばらつきがあることです。
 
まずは温度。個人的にはこれが一番大切、というか発芽温度が適温からずれるととたんに発芽率が
悪くなります。自分が今まで一番経験したことがある失敗です。
野菜ごとにこの発芽適温の範囲が決まっているのでどうにかしてそこに持っていく必要があります。
 
例えば、人参は15℃〜23℃ で70%だそうです。
春蒔きなら温めてあげる必要があるし、夏蒔きならよく水をかけて冷やす必要があるってことですね。
他にも挙げておきましょう。(発芽適温 全て℃)
・インゲン 20〜23
・大根 15〜30
・小松菜 15〜35
・ほうれん草 20〜25
・きゅうり 25〜30
・オクラ 25〜30
・なす 20〜30
 
という感じ。
 
次に水分。これも当然大事なんだけど、基本的にはいつも湿潤にしておけば、それほど問題ない。
とは言え簡単そうだけど、結構難しいです。特に露地ではね。
経験上特に手間がかかるのは、人参とネギ類かな 特に注意してしっかりと水を蒔いています。
 
酸素は置いといて・・・次に光。
好光性と嫌光性があり、レタスなどの好光性のものは覆土は少なめにって感じでしょうか。
 
最後に肥料ですが、これはよくわかりません。種まきの土に基本的に肥料を入れたことがないので、
入れると入れないのとの違いがわからないということです。
 
とまあ、教科書みながら書いてみましたが、自分のこれまでの経験上はやっぱり温度ではないでしょうか?
2年目初めて育苗を本格的に始めた際は、各野菜の発芽温度、生育温度を自分で表にまとめて、
頭に叩き込みました。
 
と長くなりましたが、結局のところ失敗を繰り返してなんとかするしかないので、自分はとにかく蒔きまくりました。
タネ代がかかる? そりゃあしょうがないです。 それもあって固定種のものを種どりしようと思ったくらいです。
 
参考までに タキイのページいいのがありました。 こちら ←種まきしている方はブックマークに
 
なんか教科書まる写しみたいになっちゃいました(笑)
 
次回はこれをふまえて、自分がどんな風に種まきをしているかを書いてみようと思います。
まあ4年目の農家の言うことなんで、話半分で読んでくださいね。ほんとかよ〜 って感じでね。
 
ではではまた〜